自殺未遂で臨死体験をした女性~死後の世界で地獄から天国へ


自殺未遂により臨死体験で地獄へ行ったタマラ

臨死体験で地獄へ行ったタマラ。※動画は本記事の最下部で紹介

苦悩の幼少期から自殺未遂へ

タマラは、両親の離婚と崩壊した過程が原因で、人から拒絶感を感じるようになり、それはどんどん酷くなっていった。そして、やがて自分の人生を終わらせるしか、解決の道は無いと思うようになり、ある日、母の部屋でピストルを自分に向けて、銃を放った。

体の感覚が徐々に無くなっていき、死を迎えた時、彼女は自分の魂が体から離れたことがわかった。

死後の世界~地獄へ降下して見た苦しみ

その後、彼女はどんどん下に落ちていき、苦痛に満ちた場所に行き着いた。

体は炎で燃えており、彼女は孤独と憂鬱そのものになっていた。周りには、同じような苦痛で叫んでいるたくさんの人がおり、彼らは地上で生きている人々に向かって、こう叫んでいた。

「ここに来てはいけない。人生は、イエス・キリストに繋がっていることを知りなさい」

誰もが、愛する人々に真実が聞こえるようにと、泣き叫んでいた。

神様による救出~天国を垣間見る

ふいに、彼女は、神様の手が自分に向けて降りてきたのを感じ、天国に引き上げられていった。

天国に着くと、そこは平和に包まれ、豪華で荘厳さで満ちていた。彼女は天国の詳細を見ることは許されなかったが、人生で初めて、完全な平安と喜びを感じた。そして、神様が自分を深く愛していることを知った。

タマラからのメッセージ

あなたがこの世を去るときには、二つの内のどちらかに行くことでしょう。罪と苦しみの存在に変わるのか?光と愛と喜びの存在に変わるのか?です。

どのような存在に変わるのかは、個人の責任です。私は自分に責任を持つことを学びました。自分の精神的・感情的な状況を他人のせいにするのはやめました。

今私は歓びに満ち、平安に満たされています。私は神様が言われる通りの私です。私は愛されており、キリストの天国へ迎え入れられます。神様は私を見、私は彼の子供です。私は彼のものです。

・・神の約束を守り、彼の存在を私の人生に持ち続けるならば、私はどんなことも乗り越えられます。困難の中でも安らかに眠り、喜ぶことができます。

追記:自殺者が向かう死後の世界について

タマラのように、自殺が未遂に終わり、死後の世界を垣間見る臨死体験を持つ人は少なくない。そして、統計的に見ると、自殺者の多くは、タマラと同じような苦しみの死後の世界を体験している。そして、生還した人々の中には、自らの苦しみの体験から教訓を学び、自殺防止に貢献するために自分の体験を証言する人もいる。

自殺という行為と、その後の地獄体験は、聖書の教えとも一致が見られる。聖書の教えでは、自殺は罪であることが示唆されており、また死後の世界において、天国と地獄という二つの相反する場所が存在すると教えられているからだ。

全ての命は神から出ている。

「初めに、神が天と地を創造した。」(創世記1:1

聖書は、命を含める万物が、神によって創造されたと教えている。つまり、万物は神から出ており、神によって保たれているのだ。したがって、私たち人間を含める全ての生命の命も、究極的には私たち自身のものではなく神のものであり、全存在を神に依存しているのだ。

神は愛であり、殺人を禁じている。

 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4

殺してはならない。」(出エジプト20:3

神は、全ての人を愛し、その命を尊く見ておられ、一人一人の人生に素晴らしい計画を持っている。だから、命の与え主である神の意に反して、自らの判断で命を絶つことは、本質的に罪となる。自殺者の状況が他殺とは異なるとしても、神はそれを殺人とみなすと考えられる。

※なお、深刻な心の病によって、自らの意志とは関係なく自殺をしてしまう人もいます。最終的に、それぞれの自殺者が、死後にどこへ行ったかは、神にしかわかりません。

試練は成長のためであり、神は助けてくれる

またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。(ローマ5:2-4

あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。(第一コリント10:13

自殺を考える多くの人は、人生で直面する問題に対して悲観的な見方を持ち、そこから逃げようとする。しかし私たちは、神から与えられた自由意志によって、直面する試練に対して悲観的な見方を持つことも、積極的な見方を持つこともできる。どちらを選ぶかは、私たちの選択次第なのだ。

神は、私たちが、試練を乗り越えることを通して人格的な成長を遂げることを期待しており、それこそが私たちが地上生涯で果たしていくべき、一つの重要な使命なのだ。そして、私たちが試練を乗り越えようとする時に、神に助けを求めるなら、神は助けを与えてくれる。実際に、神は私たちが神に助けを呼び求めることを日々願っているのだ。

今回の記事で紹介したタマラは、自殺未遂による臨死体験を通して、人生の選択の責任を自分で持つこと、神を信頼して生きることの大切さを学んだ。そして、自分が神から深く愛されていることを知った。

タマラの体験は、人生に悩み、自殺を考えている全ての人々にとって、重要な教訓を与えている。

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