驚くべきノアの方舟(箱船)の寸法〜 歴史上、最も耐久性に優れた船だった


アークエンカウンター / Ark Encounter(米国、ケンタッキー州)|ノアの方舟の実寸サイズで制作された建造物

聖書には、ノアの方舟の設計がとても具体的に記録されており、それには方舟の寸法も含まれている。そして、この寸法が、極めて理に適った現実的なものであること、船舶の黄金比と言われるほど、耐久性に優れている事は、以前に紹介したノアの箱船に関する記事、「ノアの方舟(箱船)と大洪水の伝説は実話なのか?」でも紹介している。

今回は、この箱船の寸法の正確性が、どのように発見されていったのか、そのストーリーを教えてくれている興味深いYouTubeの動画を紹介する。

かつて、米国から日本へ鉄鉱石を輸出する船が、太平洋の真ん中で、立て続けに真っ二つに割れて沈没する、という事件があったようだ。それで、造船業の技術で世界の最先端を行くと言われていた日本が、その原因の解明に乗り出したが、その調査のチームには、日本の大学の色々な教授たちが参加することになった。

同チームは、歴史上に存在してきたあらゆる船の寸法をコンピュータに入力していき、どのような設計や寸法の船が、最も耐久性に優れているのかを計算していった。そして、調査の末、導き出された結論に、東京大学の吉田教授(船舶工学の教授)は驚愕した。なんと、最も耐久性に優れている事が判明した「長さ6:幅1」という寸法を用いていた古代船は、聖書に登場する「ノアの方舟」だったのである。

以来、この寸法に関する学説が広まっていく中で、この「6:1」という寸法が、耐久性のみならず、復元力においても、極めて優れた値である事が判明していった。(復元力とは、船舶が波などで傾いても、元の角度に戻る力・性質のこと)

そして、この寸法の有効性は、世界中の造船業の分野に知れ渡っていき、「船舶の黄金比」とまで言われるようになった。現在でも、大型のタンカー等では、この黄金比にできるだけ近づけるような寸法で、設計が組まれているようだ。

ノアは、一体どうやって、この寸法を知ることができたのか?聖書を読むと、その答えは明らかである。その寸法は、ノアが自分で計算して考えたものではなく、神自ら、ノアに啓示した設計だったのだ。

「あなたは自分のために、ゴフェルの木で箱舟を造りなさい。箱舟に部屋を作り、内と外にタールを塗りなさい。15それを次のようにして造りなさい。箱舟の長さは三百キュビト。幅は五十キュビト。高さは三十キュビト。」(創世記6:14〜15)

このような正確な設計に関する記録は、聖書が神の言葉である事を示唆する膨大な証拠の内の一つである。

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