プロ野球選手マット・マートン― 最高のコーチは「イエス・キリスト」
2010年、214本の安打を放ち、イチローが持つシーズン最多安打記録を塗り替えた阪神タイガースのマット・マートン選手がグラウンドに立つとき、彼の右手首にあるリストバンドに多くのファンの目が留まります。最初の年は、黄色のリストバンドに黒い文字で「神様は私の力です」と記されていました。次の年は黒いバンドに黄色の文字で「神さまに平安がある」、その次は白いバンドに黒で「イエスさまに希望がある」、来日6年目のシーズンは白いバンドに赤で「信」の文字と日本の国旗が刻まれています。彼はファンに会ったとき、そのリストバンドを手渡すように心がけています。
マートンのリストバンドの秘密とは?
「これらのリストバンドには、イエスさまが私達イエスさまを信じる者にとってどのような存在なのか、私達がイエスさまから与えられているもの、十字架の上でイエスさまが成し遂げられたことが表現されています。これらのバンドはどれも、私にとってのイエスさまの様々な面(イエスさまが持つ意味)が表されているのです。」
【強さ】とは?
「イエスさまは私たちにこの上ない強さを備えてくださいます。私たちは野球のメンタル面について話しますが、イエスさまは歴史上最高のメンタルコーチです。
強さとは、どのくらいイエスさまを信じているか、神様によって心に平安が保たれているのかなど、人生に不可欠な力のことなのです。イエスさまが心の中心にいらっしゃると知ることに勝る強さはありません。
ですから、私の言う強さとは、身体的な強さだけに限らず、思い通りに行かない時にも進み続ける強さのことでもあり、うまくいっている時にも最後までやり遂げる力をあたえてくれる強さのことなのです。
【イエスさまに平安がある】とは?
「良い成績を残している時や、思い通りになっている時は、心に平安を持つことはたやすいことです。その一方、苦しんでいる時には、困惑してストレスを感じるのは自然な反応です。つまり最も大切なことは、どのような状況でも心に平安を持つことです。その平安こそが私にとってイエスさまなのです。イエスさまが私に平安をもたらしてくれるのです」
【希望】とは?
「私たちは「自分は何者なのだろう?なぜここにいるのだろう?この先どうなるのだろう?」と疑問に思うことが多々あります。もし、あなたがこれらの質問に答えを持ち合わせていなければ、人生の目的が定まらず途方に暮れてしまうでしょう。ただ無難に日々をすり抜けようと望んでいるにすぎません。家族を養うために日々働いてお金を稼ぐことはとても大切なことですが、本当の人生の目的を見出せなければ、目まぐるしい日々に巻き込まれて、物質頼みの生活に明け暮れてしまいます。
「我々はイエスさまに従う者として、自分自身が誰であるかを知っています。私たちは神の子です。神様がなぜ私たちをここに遣わされたかその理由も知っています。神様にお仕えすることはとても光栄なことです。私たちには希望があります。なぜなら、私たちには目指す場所(天にある永遠の家)があり、未来があるからです。イエスさまは道筋を与えてくれます。希望はそこにあるのです。」
【信(Believe) 】とは?
「信(Believe) とは私にとってすべてを兼ね備えています。私たちが何を信じるのかを知ること、私達より偉大な存在を信じることは大切なことです」
「だから僕が信仰について話すとき、誰かが何かを言ったり、邪魔しようとしたりしても気にせずに自分の信仰について話します。僕たちは成し遂げようとしていることを信じ続ける必要があります。イエス・キリストを信じることにより、そのすべての過程が容易になるのです。私たちには目的があり、また、それを成し遂げるための計画が準備されているのです。」
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