コロナパンデミックの真実~PCR検査・無症状感染・死者数に潜む大問題
新型コロナウィルス(COVID-19)による世界的なパンデミック~この騒動は本当にウィルスの危険性によって起きているものなのか?あるいは歪められた情報によって人為的に起こされているプロパガンダなのか?この点を正確に理解することは重要である。なぜなら、どちらの考えを持つかによって、日常生活の送り方、事業や宗教活動の運営方針、そして国家の未来が変わってくるからだ。
すでにパンデミックが始まってから一年半も経過したが、収束する気配は一向にない。そしてとうとう、国連総会議長のアブドッラ・シャーヒド氏は、2021年9月14日に行われた国連総会において「私は、2022年末までに全人口にワクチン接種を行うという目標を確実に達成できるよう、国連総会議長としてあらゆることをするつもりだ」という考えを表明した*[1]。
ワクチンの世界的な義務化は何を意味するのか?健康面での問題はもちろんだが、その先に懸念されるのは、電子化されたワクチンパスポートによる監視社会の確立である。主要メディアは報じてはいないが、今、こうした動きに反対するデモが世界中で起きている。世界中の人々が危機感を持っている。
パンデミックは本当なのか?
厳しい感染対策やワクチンは本当に必要なのか?
そして、これらの動きは聖書の終末預言とどのように関係しているのか?
今、真剣に考えるべき時ではないだろうか。
本記事の内容について
今回の記事は、私の個人的な見解よりも、感染症の専門家の見解や、COVID-19に関する科学的なデータを体系的にまとめた内容が主となっている。重要な要点のほとんどに、その根拠となる資料の引用文や参照元を明記することも心がけた。
執筆にあたっては様々な資料に目を通したが、特に参照の頻度が高い専門家としては、徳島大学名誉教授の大橋眞教授(感染症・ウィルス学・免疫学の専門家)と、スチャリット・バクディ博士(微生物及び感染症・疫病学の専門家として世界的に多くの重要な功績を残している)を挙げることができる。どちらの専門家も、コロナのパンデミックの科学的な問題点について警告を発しているが、それぞれの著書はアマゾンでも多く売れており、評価も極めて高い。
- 大橋眞:PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない
- スチャリット・バクディ (著), カリーナ・ライス (著):コロナパンデミックは、本当か? コロナ騒動の真相を探る
また、国内の計8名の専門家による共同宣言「WeRise」の内容からも、多くを参照させていただいた。(専門家の名前は次の通り:武田邦彦・吉野敏明・大橋眞・矢作直樹・藤井聡・内海聡・井上正康)
内容や詳細に興味を持たれたなら、それぞれの著書やサイトを直接ご覧になることをお勧めする。
これまでの経緯
感染症の発生とパンデミック宣言
2019年末,中国武漢市で生じた新型コロナウィルスによる都市封鎖は、世界中に大きなインパクトを与えた。その後、感染は世界各地に拡大し、WHO は2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を,3月11日には「パンデミック」の宣言をした。日本でも、3~4月にかけて感染者が急増していったが、当時は未知のウィルスであったということもあり、厳重な感染対策は止むを得なかっただろう。
しかし、数カ月が経つに連れ、新型コロナウィルス(COVID-19)の日本人に対する攻撃力はさほど大きなものではないことが明らかになっていった。日本は中国からの観光客も多く、他の先進国に比べて国境封鎖も遅れていたので、その前に新型コロナウィルスが大量に上陸していたことは容易に推定できたが、その感染者数や死者数は、2020年末になっても季節性インフルエンザに及ばなかったからだ。
しかし、政府や主流メディアは、このウィルスの危険性を大きく訴え続け、あらゆるデータや数字はこのウィルスの危険性ができるだけ大きく印象付けられるよう操作され、感染対策の必要性が正当化されていった。(例えば、COVID-19による死者数や感染者数のカウント方法には大きな問題がある。この点は追って説明する)
パンデミックが人災だと言える単純な理由
ここで考えてみなければならないことがある。日本で毎年、新型コロナを遥かに凌ぐインフルエンザのウルトラクラスターが全国各地で流行し、新型コロナよりも多くの重傷者や死者を出していた時に、日本人は今のような過酷な感染対策をすることもなく、普通に生活をしてきたのである。
ということは、現在日本や世界中で行われている過剰な感染対策が正当化されるためには、大前提として、新型コロナウィルスの危険性が、季節性のインフルエンザを十分に上回っていなければならない。しかし、新型コロナウィルスに関するあらゆる科学的なデータは、それほどの危険性を示してはいないのだ。
これが、新型コロナウィルスによるパンデミックが、ウィルスそのものの危険性によるものではなく、情報のコントロールによって引き起こされている人災・プロパガンダだと私が考える、最も単純かつ基本的な理由である。
「感染」「発症」「PCR検査の陽性」の違いとは
「感染者」「発症者」「PCR検査の陽性者」の違い
これから今回のパンデミック騒動の問題点について明らかにしていくにあたり、まずは「感染者」「発症者」「PCR検査の陽性者」の違いについて明確にしておきたい。
「感染」とは、ウィルスや細菌等の病原体が粘膜を突き破り、体内に侵入してくることを意味する。したがって、単にウィルスを浴びたり(曝露)、浴びたウィルスが粘膜の上に付着しているだけの状態は「感染」とは言わない。
「発症」とは、体内に侵入したウィルスや細菌等の病原体によって、発熱や咳などの何らかの症状(感染症)が出ることを意味しているが、病原体が身体に侵入して感染者となっても、必ずしも発症するわけではない。発症するかどうかは、病原体の感染力と身体の免疫などの抵抗力のバランスで決まるので、免疫力が勝てば何事もなく終わり、感染は問題とはならない。
では「PCR検査の陽性」とは何か?それは、その検査によって検出された遺伝子の断片に、COVID-19と定義されたウィルスとの類似性(ウィルスの塩基配列のおよそ300分の1)が認められたことを意味する*[2]
そしてその事実は、必ずしも陽性判定を受けた人が「感染」していることを意味するわけではない。なぜなら、検出された「遺伝子の断片」がCOVID-19ではない可能性や、COVID-19であっても不活性で感染力が無かったり、粘膜に付着しているだけで「感染」していない可能性もあるからだ。
「感染」と「発症」は分けなければならない
さて、今回のパンデミックにおいては、PCR検査をして陽性であれば、無症状でも危険な感染者・感染源と見做し、PCRの陽性者をことごとく「感染者」と報道し、多くの人々は恐れに追い込まれてきた。
しかし、上述した理由により、「PCR検査の陽性」の全てが「感染」だとは限らない。加えて、感染症学のルールにおいては、「感染」と「発症」を区別しなければならず、特に重視されるべきは発症した人数(症例)だ。
この点について、ドイツの感染症学の権威であるスチャリット バクディ氏は、この一連の流れを主導したWHOの方針やメディアの報道が、「感染症学における基本的ルールの許しがたい違反である」としている。
「ウイルスに対するPCR検査が陽性であれば、臨床診断がどうであれ、COVID-19の症例として報告しなければならなかった。この定義は、感染症学における基本的ルールの許しがたい違反である。すなわち、「感染」(病原体の宿主への侵入と増殖)と「感染症」(感染による病気)を区別する必要性があるというルールだ。COVID-19は、感染者の約10%にしか発生しない重篤な病気の名称であるのに、不適切な定義ゆえに、「症例」の数が急増し、このウイルスが世界中の人々の生存に関わる脅威のリストのトップに躍り出たのだ。」(『コロナパンデミックは、本当か?』Kindle版、No.125)
ちなみに、日本で毎年流行しているインフルエンザは、多い時で1500万人近くの症例を出すが、この数字は、「陽性者数」でも「感染者数」でもなく、「症例数・患者数」を意味している*[3]。もしも、新型コロナウィルスに対しても同様の「症例数・患者数」に基づくカウント方法を適用するなら、その数は報道されている数を大きく下回るだろう。
※感染者数を「乗せる」と幾度も発言して物議を醸し出した小池都知事。確かに、PCR検査はその性質上、検査数を増やせば増やすほど、陽性者数(メディアでは感染者数と報じられる)を乗せる(増やす)ことができる。
PCR検査はどれほど信用できるのか?
PCRは感染症の診断に使ってはならない
「PCR検査を徹底して行い、陽性者を隔離せよ」
WHOのテドロス事務局長によるこの施策の表明によって、PCR検査は新型コロナウィルス感染症診断の世界的なゴールドスタンダードの位置を占めるようになっていった。それ以来、検査結果で陽性が出ようものなら、たとえ無症状でも人々は長期間隔離され、飲食店をはじめとする多くの企業は休業や閉店や倒産に追い込まれていった。しかし、人々の人生を左右するほどになったこのPCR検査は、果たしてどこまで信用できるものなのか?
当のPCRの発明者であるキャリー・マリス博士(ノーベル化学賞受賞者)は、「PCRは、感染症の診断に使ってはならない」という趣旨の発言をしていたが、2019年8月に、カリフォルニア州の自宅で謎の死を遂げた*[4]。
また、今回のパンデミックにおける新型コロナウィルスへのPCR検査は、クリスチャン・ドロステン教授(独シャリテ大学病院ウイルス学研究所の所長)指導の元で開発されたものだが、その教授自身は、PCR検査の正確性について、ツイッター上で次のようにコメントしている。
「PCR検査は、時には陽性になり、また時には陰性になる。偶然という要素がある。仮に、ある患者のPCR検査結果が2回続けて陰性になり、回復したとして退院しても、自宅に戻ってからのPCR検査結果が再び陽性になることも十分にあり得る。だから、再感染というには程遠い」*[5]
さらに、米国CDC(アメリカ疾病予防管理センター)がPCR検査について公開している文書においても、次のような注意書きがなされている*[6]。
Detection of viral RNA may not indicate the presence of infectious virus or that 2019-nCoV is the causative agent for clinical symptoms.
(ウイルスRNAの検出は、感染性ウイルスの存在や2019-nCoVが臨床症状の原因物質であることを示していない可能性がある)
そして2021年7月21日、CDCはPCR検査を止めて新しい検査方法へ移行する(2021年12月31日以降)という通達を出した。理由は、従来のPCR検査は、インフルエンザウィルスとの区別を容易にすることができないからだそうだ*[7]。
このように、CDCやPCR検査の開発者自身が、PCRを感染症の診断に用いることの問題点について認めているわけだが、その具体的な理由とはどのようなものだろうか?
ウィルスの変異速度とPCR検査キットの有効期限の問題
RNAウイルスであるコロナウイルスは速いスピードで変異するが、ウィルスの変異率が5%を越えてくると、変異前に用いていたPCR検査キットは使えなくなることがわかっている。この事実は、COVID-19が本当に強い感染力と病原性を持ったウィルスである場合、世界中がこれまで用い続けてきたPCR検査キットは、実はパンデミック開始後、遅くとも数カ月以内には有効期限切れとなっていたことを意味している*[8]。
それ以降の「陽性」は、もはや何を検出しているのかも不明であり、そもそも変異の進行によって、COVID-19が現在も存在しているかも定かではなくなっているのだ。
※ウィルスの変異率のスピードは、そのウィルスの感染力や病原性の強さと比例しており、例を挙げれば、インフルエンザの中でも病原性が強いタイプであれば、5%の変異率に達するのに一月もかからない*[9]。
「PCRが見ているのは、ウイルスの塩基配列の『300分の1』と言われており、残りの『300分の299』が別のウイルスだったとしても『コロナ陽性』にされてしまう。またRNAウイルスであるコロナウイルスは速いスピードで変異するため、現在『コロナウイルス』と認識されているものは、武漢肺炎の遺伝子とは別のものに変異している可能性が高く、何を見ているのか分からない。」(Werise:京都大学・東京大学等の教授や複数の専門家による公式の声明文)
活性か不活性かの見分けがつかない
PCR検査では、陽性として検出された遺伝子の断片が「活性のあるウィルスか、不活性のウィルスか」を区別することができない。もしも不活性のウィルスであるなら、感染力を持つ病原体とはなり得ないので、感染の証明とはならない。他にも、その遺伝子断片が、ウイルス以外の微生物であったり、人間のゲノム遺伝子であったりする可能性も否定できないので、結局のところ、何を拾っているのかを確かに示すものとならないのだ。
「PCRで検出するのは、遺伝子の断片なので、咽頭に存在するものが、活性のあるウイルスなのか、失活したウイルスなのか、それとも裸の遺伝子断片なのかを区別することはできない。ウイルス以外の微生物の可能性も否定できない。また、人間のゲノム遺伝子がPCRに反応する可能性も完全には否定できないのである。」(『PCRはRNAウィルスの検査に使ってはならない』Kindle版、No.1057)
Ct値~ウィルス量の問題
たとえ、PCR検査を受けた人の体から活性のあるウィルスが検出されたとしても、それが症状の原因となっている「病原体」である証拠とはならない。ウィルスが人体に侵入し、体に症状をもたらす病原体となったと言うためには、それ相応のウィルス量が確認される必要があり、PCR検査においては「Ct値」と呼ばれる値が、ウィルス量のある程度の目安となる。
Ct値とは、PCRで見ている遺伝子の断片が、定義された検出可能なレベルに達するまでに何回の増幅を繰り返したか、という回数のことだが、日本国内の規準では「Ct値40以下」が陽性の判定となっている。
「Ct 値: Cycle Threshold 値。少ない量のウイルス核酸を、検出可能な閾値に達するまで、PCR にて何回増幅を行ったかを示す数値。例えば Ct=20 は、約 100 万倍に増幅することで初めて検出可能なレベルに達するウイルス量であることを意味する。一般的に数値が小さいほど元のウイルス量が多く、数値が大きいほどウイルス量は少ない。日本の行政検査における PCR 検査は Ct=40 未満を陽性としている」(慶応義塾大学医学部、2021年3月31日付けプレスリリース、3~4頁)
実は、どれくらいのCt値を持って「陽性」と判断するかは、世界各国で統一されておらず、国によって30~40の幅がある。
多くの情報をまとめて資料作りました!
ニュージーランドはまっとうなCt値で死者25人。ウイルス感染するには少なくともRNA量1万個以上が必要。測定限界はCt値32辺り。わが祖国日本はなんとCt値40〜45。つまりRNA量1〜10個程度検出で陽性。我々は一体何をしているのですか? pic.twitter.com/y3SINgUEqd— 侍ケンスケことサムケン 目覚め系YouTuber (@samuraikensuke) November 25, 2020
慶応大学医学部の西原広史教授らによる2021年3月31日付けのプレスリリースでは、各Ct値の陽性者が持つと推定されるウィルス量に基づき、どれくらいの量の唾液を浴びせることによって人に感染させることができるかが示されている。
- Ct値40=約500ml(ペットボトル1本分)
- Ct値37では125ml(コーヒーカップ1杯分)
- Ct値33では10ml(市販の目薬1本分)
- Ct値29では1ml(小さじ1杯分)
- Ct値25では1ml(スポイド1滴)
日本では、一般的にCt値が40以下であれば「陽性」と判定されることになるが、上記の図を見れば、Ct値37~40の陽性者を「感染力のある感染者」と見做すことが困難であることは一目瞭然だ。コーヒーカップ一杯分やペットボトル一杯分の唾液を周囲にかけることは、そもそも不可能だからだ。
「これまでのさまざまな論文報告から、『Ct=35 以上の検体は実験系において感染性を持たない』という複数の報告があり、・・・Ct=35 を検査閾値とするコンセプトを打ち出しました(注 3)(図 1)」(同プレリリース、2頁)
では、Ct値の規準を現在の40から35に変えると陽性者の数はどうなるか?計算上、現在国内で陽性とされている人の9割は「陰性」となるようだ*[10]。
「PCRの標準的な感染研のマニュアルに従いますと、45サイクル回して、40サイクル以下を陽性としています。これを5サイクル下げるだけでも、陽性者を9割減らすことができます。適切なサイクル数は、やはり35サイクルというか、10サイクル下げればよりいいと思います。そうすると97%減ります。ワクチンで何とかしなければいけないと言っているレベルは、PCRを見直せばすぐに達成できるわけです。9割減れば何の問題もない。今、緊急事態とか、自粛とか、マスクと言っているのも、全く必要ないというデータが出てくると思いますよ。」(大橋眞(徳島大学名誉教授)、『PCRとコロナと刷り込み』、224頁)
こうした事実を踏まえ、大橋教授は、現在行われているPCR検査は「検査」ではなく「おみくじ」だと批判しているが、実に適切な表現ではないだろうか?
無症状の陽性者は感染源になり得るのか
新型コロナウィルスパンデミックの重要な特徴
今回の新型コロナウィルスによるパンデミックの重要な特徴は、「無症状の感染者が多いこと」「無症状の感染者でも感染源となる」という考えだ。もし、従来の感染症の通り、感染源が発症者にある程度限定されているのであれば、発症者だけを隔離すれば良いのであり、ここまでの露骨な感染対策は必要とならない。では、無症状の感染者が感染源になるという考えには、十分な根拠があるのだろうか?それは科学的に証明されているのだろうか?また、そもそも「感染者の多くが無症状」というのは、新型だけの特徴なのだろうか?
旧型のコロナウィルス感染も多くは無症状
「感染しても無症状である」という考えや恐れは、PCR検査の普及と共に急速に世界で拡大し、新型コロナウィルスの特徴と印象付けられているが、そこには大きな誤解がある。「コロナウィルス」は、昔からある風邪の一種だが、感染者の多くに自覚症状が無いというのも、昔からそうだからだ。
「<普通の>コロナウィルスは、世界中の従来の風邪の10~20%の原因であり、古典的なインフルエンザ感染の症状を引き起こすこともある。しかし、感染者の多くは、感染しても自覚症状がない。つまり、無症状の感染なのだ(6)。中には、喀痰を伴わない咳をするなど、軽度の症状が現れる場合や、それに発熱や関節の痛みを伴う場合も見られる。ごく稀ではあるが、すでに心臓や肺に疾患を持った高齢者が感染した場合、重篤化し死亡することもあり得る(7)。コロナウィルス感染を検出するための手立ては、多くの費用がかかるだけで、臨床上の意味は認められず、めったに行われることはない。抗ウィルス剤の模索やワクチンの開発も同様に無意味だ。」(『コロナパンデミックは、本当か?』Kindle版、No.77)
つまり、「感染者の多くが無症状」というのは新型の特徴ではなく、一般的なコロナウィルス感染の兆候なのだ。多くの場合、気づかない内に感染し、気づかない内に免疫力で治っている(非感染状態になる)ことが多く、発症しても軽度の場合が多いので、感染を探し出す意味も、証明する必要も無かったのだ。
ちなみに、Googleで「新型コロナウィルス」と検索すると、1ページ目に「健康に関する情報」という項目があり、そこには症状について次のような説明が出てくる。
「COVID-19 による症状は、人によって異なりますが、ほとんどの感染者では軽度から中等度の症状であり、入院せずに回復します。」
この説明が事実を述べているとすれば、従来のコロナウィルスとそこまで大きな違いはあるだろうか?もしも大きな違いが無いとすれば、無症状の感染者が多くいるとしても、ここまで大きく騒ぎ立てる意味はどこにあるのだろうか?
「風邪のコロナは4種類あり、5種類目が追加されたと考えるのが妥当」(国立感染症研究所 ウイルス第三部四室 室長の 松山州徳氏。*[11]
証明する科学論文は存在するのか
無症状者が感染源になるという根拠に関する論文は極めて少なく、またそれらの論文は全て、PCR検査の正確性に土台を置いているようだ。しかし、すでに説明してきたように、PCR検査で陽性であっても、それがCOVI-19による感染を証明するものとはならない。したがって、「無症状者が感染源になる」という考えは、その土台に問題があるがゆえに、科学的に証明されてはいないと、大橋眞教授は説明している。
「無症状者が感染源になるという根拠に関する論文(5、9、16)は極めて少ない。すべての論文に共通しているのは、PCR検査で陽性であるという事実と、複数の人が無症状の時期に接触があったという点である。ここで問題となるのは、次の①~④の点である。
- 症状が出た後のPCR検査が何を検出しているのかが不明
- 症状とPCR検査陽性の因果関係が不明
- 事前のPCR検査を行っていないので、無症状期の接触がPCR検査に影響したのかが不明
- 関係者がそれぞれ症状と関係する感染症の潜伏期であった場合、無症状期の接触は意味がない可能性」
PCR検査で陽性であるというのは観察事項であり、ウィルスに感染しているというのは仮説に過ぎない。仮説は、実証実験をして確認する必要がある。」(『PCRはRNAウィルスの検査に使ってはならない』Kindle版、No.1234)
また、同教授によれば、無症状感染者の飛沫にCOVID-19が存在していることを証明するデータも存在していないようだ。
「また、無症状感染者という隔離者は数多く発生しているが、問題となっているウイルスが飛沫中に存在しているというデータが出されたことはない。このような実験をして実際のウイルス飛散に関するデータを解析することにより、適切なレベルの対策が可能になるはずである。」(『PCRはRNAウィルスの検査に使ってはならない』Kindle版、No.1249)
ウィルス数・症状・感染力は比例する
上述したPCR検査の問題点を考慮すれば、国内においてこれまでに無症状で「陽性判定」を受けて感染者として隔離された多くの人々が、実際には感染力を持たない人々であったことがわかる。
また、原理的に考えても、無症状者が十分な感染力を持つことはあまり考えられない。そもそも、ウィルス量と症状と感染力との度合いは比例するので(正の相関関係)、無症状であれば、それは体内のウィルス量が少ないということであり、ウィルス量が少ないということは、感染力も少ない、ということになるからだ*[12]。
「症状は、ウイルスが増殖することによって起こる。増殖するから気道粘膜上のウイルス数も増える。ウイルス数は、症状の程度と正の相関がある。ウイルスがある程度以上にならないと、症状が目に見えるようにはならない。症状が出現するためのウイルス数の下限値というものが存在する。ウイルス数は、インフルエンザでは数千万以上にもなる。最低でも数百万、サンプリングの効率などを考えても、数万~数十万程度のウイルス数が検出される必要がある。」(『PCRはRNAウィルスの検査に使ってはならない』Kindle版、No.1118)
新型コロナウィルスによる死者数は正確なのか?
PCR陽性の死亡者は全て「コロナ死」
WHOは、今回のパンデミックの発生以来、世界中の保健機関に対して「死亡時におけるPCR検査結果が陽性であれば全て新型コロナウィルスによる死亡とカウントするよう」、通達を出している。極端な話、ある人が交通事故で大けがをして死亡した場合でも、PCR検査が陽性であれば、コロナによる犠牲者としてカウントされるということだ。
この問題について、ドイツの感染症学の権威、バクディ,スチャリット氏は、次のようなコメントを残している。
「もう一つの重大な間違いは、ウイルスに陽性反応を示したすべての死亡者が、コロナウイルスの犠牲者として公式記録されたことである。この報告のやり方は、すべての国際的医療ガイドラインに違反している。癌で死亡した患者の死因をCOVID-19だとすることが、どれほど馬鹿げたことであるかは、言うまでもない。」(『コロナパンデミックは、本当か?』No.130)
そして、日本の厚生労働省もその意向に従ったため、同省の新型コロナウィルス感染症対策推進本部は、令和2年6月18日付に各都道府県の衛生主管部に宛てて送った事務連絡にて、次のような通達を出した。
「問2 都道府県等の公表する死亡者数は、どうすべきか。
新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。」
以上の事実からはっきりとわかることは、世界中でコロナによる犠牲者としてカウントされている死者数は、実際の数字より大きく誇張されており、そのカウント方法は「すべての国際的医療ガイドラインに違反している」ということだ。
新型コロナウィルスの本当の致死率は0.27%程度
では、新型コロナウィルスの感染によって実際に死亡する人の割合は、果たしてどれくらいなのだろうか?上記で紹介したバクディ,スチャリット氏をはじめ、これまでの世界中の全ての調査研究は、新型コロナウィルス(COVID-19)による実際の致死率が、0.27%程度だという結論に達している。この数字は、インフルエンザよりも少しだけ高い数字だが、大きな違いではない。
「COVID-19が季節性インフルエンザと同じだという認識は、他の国の多くの研究者による結論だ。いくつかの調査を評価分析した最近の論文で、イオアニディス教授(前出)は、地域ごとの要因と統計的方法論による誤差を考慮した上で、感染症の死亡率の中央値が0・27%であることを明らかにした(53)。他の多くの研究者も同様の結論に達した。このように、これまでのすべての調査研究は、SARS-CoV-2が「キラーウイルス」などでは全くないことを明確に示している」(『コロナパンデミックは、本当か?』No.435)
また同著では、0.27%という致死率を、実生活の他のリスクに当てはめて考えるとどうなるかについてもわかりやすい事例を紹介してくれている。
「ドイツに関して、彼は5月初旬には、COVID-19による死亡リスクは65歳以下の場合、時速24㎞で自動車を運転する時と同じであるという結論に達した。80歳以上の場合でもリスクは比較的低く、ドイツでは一〇、〇〇〇人に10人という割合であった。」(『コロナパンデミックは、本当か?』No.359)
なお、日本における感染者数や死者数の割合は、欧米諸国よりも小さいことが明らかになっているので、日本人にとっての実際のリスクは、上記のたとえよりもさらに低いものとなるだろう。
結論
最後に、本記事で確認をしてきた一連の事実をまとめてみよう。
- 「PCR検査の陽性判定」は、「感染」や「発症」を意味するものではない。両者を同一視することは感染症学におけるルール違反であり、大きな間違いである。
- 「PCR検査」は、感染症の診断には向いておらず、開発者のキャリー・マリスや米国CDCはそのことを認めている。
- PCR検査のCt値の規準を適正な値(35以下)にすると、計算上、陽性者の9割は陰性となる。したがって、感染者数は大きく誇張されている。
- 無症状者が感染源になるという考えは、科学的に証明されているとは言えない。(少数の論文は、全てPCR検査の正確性を論拠の土台に置いている)
- PCR検査陽性の死亡者は、全て「コロナ死」にカウントされており、死者数は誇張されている。このやり方はすべての国際的医療ガイドラインに違反している。
では、これらの事実を政府やメディアが正しく報道し始めたらどうなるだろうか?新型コロナウィルスの指定感染症二類は、五類以下に引き下げられるだろう。緊急事態宣言は解除され、人々の生活は元に戻り始めるだろう。マスクや消毒や三密空間に対し、今ほど過敏で居続けることはなくなるだろう。そして、ワクチンを打ちたいと思う人の数は大きく減少するだろう。
このような理由から、パンデミック終息のための最も重要なことは、PCR検査の徹底でも、厳しい感染対策でも、ワクチンでもなく、できるだけ多くの人々が「偏りの無い情報」「正しい情報」を知り、その情報に従って行動をし始めることだと私は考えている。(あるいは、このパンデミックを引き起こしている人々がその目的を達成した時に終息するだろう)
それにしても、このような人工パンデミックによって人々の生活を破壊し、コントロールしようとしている真の首謀者は誰なのだろうか?聖書によれば、それは「偽りの父」「全世界を惑わす者」と呼ばれる悪魔サタンである(ヨハネ8:44、黙示録12:9)。悪魔から来る嘘は、どのようなものでも有害であり、それを信じる人の人生に毒をもたらすのである。
では、悪魔はどのような意図と目的を持って、これらの全てを進めているのだろうか?それは、世の終わりに関する聖書の預言とどのように関わっているのだろうか?そして、聖書の預言はどんな約束と希望を私たちに与えているのだろうか?次回の記事では、そのことを明らかにしていきたい。
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