秘密結社の真実① フリーメイソン・イルミナティの正体と目的とは何か?

今回は、合わせて二つの記事を通して、巷でよく都市伝説として噂されているフリーメイソン・イルミナティの正体や目的、それらの組織が最終的に辿る運命について、詳しく解説していきます。

これらの一連の情報を得ることは、世界の真実を知り、そのゴールがどこへ向かっているのかを理解する点で役立つことでしょう。また、希望を持って人生を生きる上で、どんな選択が必要なのかについても、新たな気付きを得ることができるかもしれません。

それでは早速、秘密結社フリーメイソンとイルミナティの正体や目的について、明らかにしていきましょう。

フリーメイソンとは何か

フリーメイソンは、「古代フリーメイソン」と「近代フリーメイソン」に分かれますが、近代の噂の焦点となっているのは、「近代フリーメイソン」です。

起源と現在の世界での広がり

元々は、1717年の英国ロンドンで、建造物を造る石工職人たちによって結成された石工団体だったと言われています。(日本で言えば大工)しかし時経つ内に、徐々に多くの著名人や政治家などが集う団体となっていきました。

現在は、多様な形で全世界に存在し、各国やエリアは、独立したグランドロッジで組織されています。(グランドロッジは本部、ロッジは支部、に相当します)

全世界の会員数は600万人を超えます。ちなみに、最も会員数が多いのは米国のグランドロッジであり、およそ200万人の会員が所属していると言われています。

日本にはフリーメイソンのロッジが二十数ケ所あるようですが、最も有名なロッジが、東京タワーの横にある「東京メソニック・日本グランドロッジ」です。

フリーメイソンのメンバー

フリーメイソンのメンバーには、歴史的に著名人が多く存在します。例えば、アメリカ合衆国の建国に携わったメンバーや、歴代の大統領には、多くのフリーメイソンのメンバーが含まれています。

「アメリカの建国にたずさわったベンジャミン・フランクリンやジョージ・ワシントンなど、「アメリカ建国の父」56人の内、53人が会員であった。歴代アメリカ合衆国大統領のうち、ワシントンを含めて14人が会員となっている(吉村正和『フリーメイソン』講談社)」

日本人で有名なところだと、元内閣総理大臣の鳩山由紀夫氏は、フリーメイソンです。また鳩山家は、歴史的にフリーメイソンと深い関係にあり、鳩山一郎内閣の当時は、官僚の半分以上はフリーメイソンだったと言われています。

また、フリーメイソンは、明治維新の時の日本にも多大な影響を与えており、坂本龍馬や伊藤博文も、グラバーを介して、フリーメイソンのお世話になっていました。

フリーメイソンの基本理念

フリーメイソンリーには「自由」、「平等」、「友愛」、「寛容」、「人道」の5つの基本理念があります。表向きは、会員同士の親睦を目的とした友愛団体であり、社会奉仕団体として活動しているロッジもあるようです。

オカルト系の宗教色が強い組織

少し調べればわかりますが、フリーメイソンは、組織のシンボルや儀式の際に、とても多くの宗教的なシンボルを用いています。また組織の内部でも、宗教色の強い様々な儀式を行っていることが明らかとなっており、彼らの思想や活動に、強い宗教的バックグランドがあることに議論の余地はありません。

そして、これらのシンボルの意味が、彼らの本性を見極める上で、重要な指標となっていくのです。

フリーメイソンとイルミナティの関係

石工職人の集まりだったフリーメイソンは、どのようにしてオカルト的な宗教色の強い団体へ変わっていったのでしょうか?全ての経緯を追うことはできませんが、その原因の一つとして考えられる、イルミナティとの関係について、ここで把握しておきましょう。

イルミナティの起源―アダム・ヴァイスハウプト

Illuminati(イルミナティ)という秘密結社は、1776年インゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイスハウプト教授によって創設されました。彼は24歳にして教授になった天才ユダヤ人であり、古代神秘科学を研究していました。

そして、「超感覚的知覚(いわゆる超能力)」をこの地上界に移植するために結社を立ち上げ、ニューワールドオーダーの世界政府による世界支配を、その最終目的として掲げました。なお、結社の資金提供者はロスチャイルド一族だったと言われています。

悪魔を崇拝するイルミナティの挫折

イルミナティの日本語の意味は、「光を掲げるもの」あるいは「啓明結社」と言います。彼らは、旧約聖書に出てくる堕天使ルシファー(サタン)を崇拝し、神を冒涜する悪魔教を思想原理としていました。設立当時は、貴族、科学、政治、産業、教育など、各分野から選りすぐりの地位の高い人々が集まり、およそ2000人近くが所属していたようです。その中には、著名な詩人ゲーテや、哲学者ヘルダーもいました。

しかし、彼らはあまりに過激な思想を掲げていたために、わずか10年で弾圧され、1785年には解散を余儀なくされました。

フリーメイソンへの潜伏

その後、解散したイルミナティの構成員はフリーメイソンの中に潜伏し、フリーメイソンを内側から乗っ取り、フリーメイソンの中にイルミナティを再び作り出しました。 その後もイルミナティは、フリーメイソン等を隠れ蓑に活動を続けているようです。

さて、現在のイルミナティが、当時からの思想を継承し、フリーメイソンを隠れ蓑に活動を継続しているなら、当然その宗教的な思想が、何らかの形で表面化しているはずです。そこで、フリーメイソンが代表的に用いているシンボルとそれが付与された団体を、これから一つ一つ確認していきたいと思います。

米国の1ドル札―ピラミッドとプロビデンスの目

米国のドル札に、フリーメイソンのシンボルが刻まれているのは、とても有名な話です。一つずつ見ていきましょう。

1)ピラミッドのプロビデンスの目

フリーメイソンが用いる代表的なシンボルの一つです。オカルトに源流があります。

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2)六芒星で浮き上がるメイソンの文字

このピラミッドの形を六芒星で囲み、その先が示す文字を並べ替えると、「MASON」(メイソン)となります。

   Mason-2.gif

3)1776年―イルミナティの設立記念日

ピラミッドの下部(上記画像の赤い部分)に書かれている「MDCCLXXVI」という文字。これをローマ数字に変換して、全ての数字を足していくと、「1776」となります。

M=1000, D=500, C=100, L=50, X=10, V=5, I=1

1776年は、アメリカの独立宣言がなされた年です。が、「イルミナティ」の設立された記念の年でもあるのです。

4)新世界秩序|ニューワールドオーダー

ピラミッドの下部に円形で描かれているラテン語「novus ordo seclorum」を英語に訳すと、「New Order of the Ages」(新世界秩序)となります。つまり、彼らが「ニューワールドオーダー|New World Order」を目標として掲げていることがわかります。

5)13段のピラミッド

ピラミッドの段の数を数えると、13段になり、その上に目が描かれていることがわかります。13という数字は、悪魔崇拝、オカルトで好んで用いられる数字の一つです。

6)フクロウ

ドル札の「1」の左上をよく見ると、小さく隠れたフクロウが描かれていることがわかります。こちらのフクロウも、オカルト・悪魔崇拝で好んで用いられる動物です。

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悪魔主義のシンボルを持つ世界の建物

アメリカの国会議事堂のフクロウ

左側の写真は、米国の国会議事堂(United States Capitol)をグーグルマップで上空から撮った写真です。右側の図と合わせて見ると、フクロウの形にデザインされていることがはっきりとわかるでしょう。

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日本の国会議事堂のフクロウ

日本の国会議事堂も、上空から見ると、フクロウの形をしたデザインで設計されていることがわかります。

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国連大学のピラミッドとプロビデンスの目

東京都渋谷区神宮前にある国連大学は、よく見ると完全にピラミッドを意識して造られています。そして最上部にはフリーメイソンのシンボルである、「目」がしっかりとデザインされています。

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電通の銀座本社1階にあるプロビデンスの目

大手広告代理店「電通」の銀座にある本社ビル1階の床の写真です。気持ち悪いくらいにプロビデンスの目が敷き詰められています。ただし、電通で働いている社員の方々の多くは、この目の意味には気付いていないようです。

電通で働くある友人に実際に確認してみたところ「プリンか何かだと思っていた」と話していました。

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イスラエルの最高裁判所内のピラミッドと目

左側が上空写真、右側の写真が、建物内部のコートから見た光景です。明らかに、ピラミッドとその頂点にプロビデンスの目らしきものがあることがわかります。

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裁判所中庭にある「オベリスク」

オベリスクは「男根」を表すモニュメントであり、他にもワシントンを始め世界中の大都市に存在します。完全にオカルトのシンボルであり、ほとんどがフリーメイソンによって建てられています。

オベリスクの画像

EU 欧州議会(ルイーズ・ウェイス・ビル)はバベルの塔

EUのシンボル・EU議会の建物は、明らかにバベルの塔をモチーフにして造られています。バベルの塔は世界統一を象徴するシンボルであり、聖書の中では神に反逆する人類の象徴・悪魔主義を表します。詳しくは追って後述します。

freemason

フリーメイソン・イルミナティは悪魔崇拝者

ピラミッド、プロビデンスの目、ふくろう、オベリスク、逆十字、「13」の数字、バベルの塔、これらのシンボル・キーワードに共通する概念はただ一つ、古代エジプトや・バビロン(メソポタミア文明)に源流を持つ、悪魔主義的な偶像崇拝の流れです。

一般の人々は、これ等のシンボルを見てもその意味がわからないかもしれませんが、オカルトや聖書や古代文明に詳しい人から見れば、それらのシンボルの意味は一目瞭然です。彼らは、わかる人にはわかるこれ等のシンボルを掲げることにより、そのシンボルが付与された団体に対して権威を持っていることを示しているのです。

バビロンに起源を持つ彼らの宗教の特徴は、偶像礼拝、人身供犠、性的堕落、などですが、歴史的にこのような宗教と対立構造をなしてきた唯一の流れは、聖書の唯一神を礼拝するヘブライ人(ユダヤ人)の宗教です。聖書は最初から最後まで、一貫して神の流れと悪魔の流れの対立構造を描いており、悪魔の流れに属する偶像礼拝を厳しく禁じています。

聖書的な観点で言える偶像崇拝とは、悪魔を崇拝することを始め、偶像を拝んだり、また自分を神と自称する人間を拝むことも含まれます。聖書の教えに敵対してきたこれらの偶像崇拝は、人間の命を犠牲に捧げることや(特に幼い子供)、儀式上での性的乱交などを特色としており、歴史的に人間を堕落へと導いてきました。

フリーメイソンは、表向きは「自由」、「平等」、「友愛」、「寛容」、「人道」の5つの基本理念を掲げていますが、その裏では悪魔的な流れを推し進める勢力となっているのです。このような事実は、聖書が述べる悪魔の性質をよく表しており、「サタン自身が自分をいつも光の使いに変様させているからです」(コリント第二12章14節)と書いてある通りです。悪魔の勢力というのは、表向きはいつもに善人を装うのです。

ただし、フリーメイソンの中でも、悪魔的な目的と行為に大きく加担している人間は、組織の中でも高位に位置する一部の人々だけだと私は推測します。この組織は、厳格な秘密結社であるため、それほど高位で無い一般の会員に、上部の組織の秘密が知らされることは無いはずだからです。※ですから、推測ですが、一般のフリーメイソン会員の多くは、普通の人々だと思います。

世界の権力を握るフリーメイソン会員

世界の国々をまとめる唯一の調停機関である「国際連合」、長年の間世界の覇権国となってきた米国の国会議事堂、世界の基軸通貨である米ドル、その他各国の中枢機関に、フリーメイソンを象徴するシンボルがあることが、これまでの資料から十分にわかってきたと思います。

ですから、世界にまたがるフリーメイソンの会員が、その大きな権力を用いて、近年の世界の歴史の流れを作ってきたことは明らかで否定しようの無い事実です。

デイビット・ロックフェラーが提供した国際連合の本部ビル

既に画像をお見せした通り、東京の国連大学の建物は、完全にフリーメイソンのシンボルが、デザインに適用されています。また、国際連合本部ビルの土地が、フリーメイソンのマスターであるロックフェラーによって資金提供されていることは有名な話です。(ビルの設計もロックフェラービルの中で行われました。)

どんな分野においても言えることですが、資金を受ける個人や団体は、大なり小なり資金提供者の意向を反映することになるものです。

ジョン・ロックフェラー2世が同年12月になってユダヤ系[6]アメリカ人の不動産業者ウィリアム・ゼッケンドルフが所有[7]する現在の場所を購入する費用850万ドルの提供を申し出たことにより、同月14日ニューヨーククイーンズ区フラッシングで開かれていた第1回国連総会(第2部)で前の決議を変更して、同土地を国連本部の場所とすることが決議された」(ウィキペディア)

「ハリソンと設計委員会のメンバーは、1947年からロックフェラー・センターのオフィスで設計作業を開始し、約50の基本デザインを作成、検討した。」(ウィキペディア)

世界統一支配を目論むフリーメイソン・イルミナティ

世界的に大きな権力を持ち、フリーメイソンのグランドマスターであったデイビット・ロックフェラーは、彼の仲間たちと共に、「より統合的でグローバルな政治経済構造」、つまり「新世界秩序」による世界の統合を目指してきました。その事実については、ロックフェラー氏自身が、次のようにコメントをしています。

私たちがアメリカの政治や経済の制度に大きすぎる影響を及ぼしたというのが、ロックフェラー家を攻撃している人々の言い分だ。中には、私たちが、アメリカの国益に反する秘密結社に属していると信じている者さえいる。

そういう手合いの説明によると、一族と私は「国際主義者」であり、世界中の仲間とともにより統合的でグローバルな政治経済構造を--いうなれば、一つの世界を--構築しようと企んでいると言う。

もし、それが罪であるというならば、私は有罪であり、それを誇りに思う。 -デイビット・ロックフェラー

ニューワールドオーダーはどのような世界になるのか?

これまでの考察から、フリーメイソンの関係者の中に、確かに世界支配の構図に大きな影響を与えている人々がおり、彼らに関係するグループが、世界政府による新世界秩序を模索していることがわかりました。

このような人々の多くが、実際に世界中の権力の中枢に入り込んでいることは間違いありません。政治、経済、金融、エネルギー、食料、等の主要産業、戦争、思想・宗教、メディアなど、あらゆる分野に、その影響力は及んでいるのです。

そして、フリーメイソンのシンボルでも取り上げたように、これらのグループの中には、裏で悪魔崇拝に加担しているような人々が一定数いるのも事実なのです。したがって、ニューワールドオーダーによって世界を統一しようと考えている人々の思想は、悪霊の影響を受けたものであり、決して良いものではありません。彼らが世界を支配するようなことになれば、その末路がどうなるかについても、想像に難しくはありません。

彼らの最終的な目的は、世界の一部のエリート達に権力を集中させ、それ以外の全ての人間を、番号制で完全に支配・管理することです。またその過程において、世界統一国家による思想のコントロールを行うために、聖書の神を信じるキリスト教をはじめ、イスラム・仏教などあらゆる宗教を破壊・あるいは相対化しようとすることでしょう。それに従わない人々は、容赦なくFEMAのような施設に移され、大量に抹殺されるようになるかもしれません。それは、かつてアドルフ・ヒトラーが行ったのと同じようなことです。

ですから、世界の中枢機関に見られるオカルトのシンボルは、世界の権力者たちが、どのような影響を私たちに与えようとしているのかを、明らかにするものなのです。そして、このような問題について考える時、私たちは次のようなことを自問自答する必要があります。

  • この世界の真実として、何を信じるべきなのか?
  • 世界の歴史は、どのようなところから始まり、どこへ向かっていくのか?
  • 人生の希望を、どこに託すべきなのか?

次の記事では、これらの質問に対する確かな答えと共に、フリーメイソン・イルミナティといった悪魔主義者たちが辿る運命についても、聖書の預言から明らかにしていきたいと思います。

⇒ フリーメイソンの運命と人類の未来

※とはいえ、彼らが既に絶対的な力を持っていると考える必要はありません。現に、世界の状況を見る限り、世界を統一しようとするイルミナティの試みは、完全に上手くいっているようには見えません。どちらにしても彼らは、神が許されている範囲内でしか、その活動を行うことはできないのです。

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