悪魔の仮面を剥ぐ―霊の戦いのバイブル|元魔術師 ジョン・ラミレス
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霊の戦いで勝利をもたらす必読の一冊!
この本は、第一義的にはクリスチャンに向けて書かれているが、そうでない方にとっても、是非読むことをお勧めしたい。霊の世界で実際に起きている事柄について、衝撃を受けると同時に、生き方を改める良い機会となるだろう。
ジョン・ラミレス氏は、元ニューヨークで第三の地位に就いていた超高位の魔術師であり、25年もの長い間、その世界で悪魔の目的のために働いてきた。
前作の「地獄からの脱出」では、悪魔崇拝者だった彼が、どのような生活を送ってきたのか?いかに地獄のような生活から、イエス・キリストによって救われたのか?そのライフストーリーの一部始終が語られていた。
今回の二作目「悪魔の仮面を剥ぐ」では、実在する悪魔の王国を覆し、霊の戦いで確実に勝利するための全ての方法が、体系的にまとめられ、丁寧に説明されている。
内容については、終始、聖書の教えに立脚していると同時に、著者の元魔術師としての経験がフルに活かされているため、その方法は机上の空論ではない。
悪魔の仮面を剥ぐ―ハイライト
■第六章「悪魔の宗教」
今日安全だと思われている、あらゆる宗教の背後で、悪魔がどのように働いているのかが暴露されている。(オカルト、ニューエイジ、占い、タロットカード、エホバの証人など)聖書では、明確に否定されているこれらの宗教だが、実際に悪魔と共に働いた経験を持つ著者でなければ知り得ない、具体的な働きに関する説明はとても興味深い。
例えば、多くの日本人は、「死者の霊」が地上を徘徊していると考えているが、ラミレス氏の経験からすれば、これらは明らかに「使い魔」と呼ばれる悪霊であり「死んだ人のふり」をして、人々を騙しているのだ。(もっとも、このような事実は聖書から読み取ることができる)
クリスチャンでも悪霊に憑かれる
ラミレス氏によれば、霊の戦いにおいて、キリストは既に勝利を収めているが、その勝利を行使するのは、教会やクリスチャン各個人の責任にかかっている。
そして、クリスチャンとなり約束の聖霊で証印を押されていても、神の教えに従わず、悔い改めて赦しを得ていない罪があれば、その罪が原因となって、肉体や魂のある部分が悪霊に占拠されることがある。
私もかつて、悪霊追い出しの現場を見たことがあるが、その場にいるたくさんのクリスチャンから、咳や涙などと共に、大量の悪霊が出てきたのを見たことがある。
信じることはあくまでスタートラインであり、そこから信仰をもって、神の教えに忠実に生きていくことが、いかに大事なのかが、よくわかる事例だと言えるだろう。
悪魔の戦略の暴露と覆す方法
元悪魔崇拝者でなければわからないような、霊界での悪魔の戦略が、一通り暴露されている。さらに、イエス・キリストの権威を行使して、いかに効果的に悪魔の策略を覆していくことができるのか?極めて実践的な内容の一部始終が説明されている。
教会でも、個人でも、この一冊があれば、すぐにでも実践することができるだろう。
最後に、本で書かれている内容の全てには同意できない、というクリスチャンもいることだろう。しかし本書は、そのような人にとっても、細部における違いを乗り越えて、霊の戦いの本質について、多くの気付きを与えてくれる一冊となるだろう。
悪魔の世界をリアルに体験した著者の真摯な証として、真理を求める全ての人に、一読をお勧めしたい。
■本の目次の紹介
中身の全体を把握したい方のため、以下に目次を紹介する。
- ずる賢い蛇
- アイデンティティーを盗む―悪魔の得意なゲーム
- 開いた扉を閉じる
- 神の声と悪魔の声
- 教会を破壊するイゼベルとデリラの霊を暴く
- 悪魔の宗教(悪魔によって運営されている宗教の一覧)
- 霊の戦いで反撃する。
- 地獄の門を破壊する
- 霊の戦いの際の警報
- 霊的な解放のためのガイド
- 「私は死んだ」
- 手紙
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