脳を造り変える聖書の言葉の力~脳科学者キャロライン・リーフ博士による証
本記事では、米国の脳科学者キャロライン・リーフ博士による大変興味深いインタビューを紹介する。かつての脳科学においては、人間の脳や遺伝子は、変化することができないと考えられていたが、近年の研究では、そのような従来の考えは否定されているようだ。
動画の中では、私達の思考や感情が、実際に脳の神経細胞の構造に物理的な変化を与えることや、その再構築の方法について説明されている。思考や感情の問題を解決し、より豊かな人生を送りたいと願う全ての人に、大変お勧めの内容だと言えるだろう。
思考は脳の神経細胞に物理的な変化を与える
キャロライン博士によれば、脳は、神経細胞でできており、たったの1秒間に4千億ものことが起きている。私達が何かを聞いたり考えたり選択していくことによって、それらは木のような形の神経細胞となり、さらにそれらの木が集まって森のような状態を形成している。つまり、人間の思考や記憶は、実際に、脳に「神経細胞の構築」という物理的な変化を与えるのだ。
神は、私達を愛する存在として創造されたので、私達の脳も、愛に基づく前向きな考えて満たされていくと、青々とした健康的な見栄えの良い木が構築されていく。しかし、恐れに基づく悪い考えで満たされるなら、黒くて干からびたような木が構築されていくのだ。
人間は愛するために造られている
近年、脳の研究が進むに連れて、科学者たちは、人間が「愛」のために造られていることを発見しつつあるようだ。例えば、愛、喜び、平安、情熱などは、全て愛に属する感情であるが、それらの感情は、実際に脳の中で化学物質が生成されることによって生み出されている。
しかし、人間の脳には、否定的な感情を生み出すための化学物質は存在しないため、嫌な出来事が起こると、脳はその感情に最も近い化学物質を分泌し始めるが、結果的に、それらの化学物質はホルモンと調和して働くことができないため、体はバランスを崩してしまう。その結果、あらゆる病気が生じるようになるのだ。
「人はその人が心で思うようである」(箴言23:7)
なお、動画の冒頭で、キャロライン博士は、87%~95%の精神的・身体的・感情的な病は、私達の「思考」から来ていると指摘している。
21日間で脳の思考の森は再構築できる
キャロライン博士によれば、私達の脳内で構築された悪い木や森は、21日間をかけて造り変えることが可能とされている。この21日間を通して、聖書にある信仰的で、積極的で、恐れを締め出すような言葉を自分に対して投げかけていくと、実際に、脳内で神経細胞が再構築されていくのだ。
「幸いなことよ悪しき者のはかりごとに歩まず罪人の道に立たず嘲る者の座に着かない人。2主のおしえを喜びとし昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。3その人は流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結びその葉は枯れずそのなすことはすべて栄える。」(詩篇1:1~3)
キャロライン博士は、この21日間のプログラムを、多くの患者に試してきており、驚くような効果を見てきているようだ。
例えば、ある若い男性は、事故で脳にひどい損傷を受けて、3~4年が経過していた。一昔前の脳の研究によれば、事故の14ヶ月目以降は、脳が自然に回復することは無い。キャロライン博士の治療開始時、彼は24歳で、知能は小学6年生~中学生レベルだった。しかし、三ヶ月が経つ頃には、学校を卒業し、大学で4つの学位を取得した。さらに、今では、南アフリカで有名なスピーカーの一人となっている。
以下の動画の方では、博士が考案した実際のプログラムの内容が紹介されているので、合わせて参照されることをお勧めする。
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