「日本原発 四年後」の感想|Japan and the nuclear power plant, after four years
【日本原発 四年後】
Japan and the nuclear power plant, after four years”
http://www.nihontogenpatsu.com/
2015年の10月の話になりますが、「日本と原発4年後」というドキュメンタリー映画を見てきました。福島第一原発の事故から既に4年が経ちましたが、この問題について重要な点を一通り網羅できるような内容でした。
このドキュメンタリーを見る前から、原発の再稼働については問題があると私は考えてきました。それはやはり、福島第一原発の事故を考えただけでも、そのリスクがあまりにも甚大であるからです。それに加えて、確実に事故が起きない、というレベルにまで安全性を高めることも出来ないからです。
そして、このドキュメンタリーを見て、これ等のリスクがやはり間違い無いものであることを確認することができました。
ドキュメンタリーの要点
■事故による被害が大きすぎる
事故が起きて放射性物質が撒き散らされた場合、極めて広範囲に汚染され、人間だけでなく生態系にも大きな汚染によるダメージをあたえ、かつその影響が数万年以上も続く。人間が責任を取れる範囲を完全に越えている。
例えば、御前崎の原発で事故が起きて、使用済み核燃料に引火した場合、放射性物質の拡散範囲は、大阪や東京を含めるレベルに達する可能性があり、最悪の場合、日本が壊滅する。
■事故のリスクをゼロにできない。
地震・津波のリスクだけでなく、テロや他国からの攻撃(飛行機のハイジャック、ミサイル、地上でのテロ、サイバー攻撃、)に対処できない。これらの攻撃を受けた場合、完全に迎撃する手段を持つことが現実的ではない。したがって、絶対に安全とはいえない。
新しく制定された原発の稼働基準について、「安倍首相は世界最高レベルの基準」と語ったが、実際にその基準は世界最高ではなく、むしろ原発を再稼働するために提案された妥協案である。さらに、制定した委員会自身が、その基準が確実な安全性を保証するものでないことを公に語っている。
■核廃棄物の処理方法が見つからない。
フィンランドでは、現在世界で唯一の核廃棄物処理施設「オンカロ」があるが、このような施設を持つには制約条件が多く、安定した地層が不可欠である。世界トップレベルの地震国である日本では、このような施設を作ることはできない。
ドキュメンタリーの中で専門家は、「トイレの無いマンションを建てているようなものだ」と皮肉ったが、まさにその通りである。
結論~原子力発電を続けるべきか?
被害の規模や事故のリスク管理の問題、廃棄物処理問題の未解決、多角的な視点で考えた時に、原発の再稼働は適切ではありません。できるだけ早く、リスクの少ない自然エネルギーへ転換することが最善の方法だと言えるでしょう。
原発の無い世界は、将来必ずやってきます。
そのような素晴らしい世界が良い時に来るよう、祈り続けましょう。
Today, I watched a movie “Japan and the nuclear power plant, after four years”.
We can know about whole important issues of the nuclear power plant.
The following is the points what I have learned today.
1: Too much risk and damage
When an accident happens, the damage and the pollution will spread too widely. And that damage will continue affecting more than 100000 years!
2: We can not control fully the risk.
Not only the risk of earthquake and tidal waves, it is not able to deal with attacks from terrorism and other countries (hijacking of aircraft, missiles, ground in terrorism, cyber attacks,). Therefore, it is not absolutely safe.
3: We have not found how to handle nuclear waste.
In Finland, there is only one nuclear waste processing facility “ONKALO” in the world. But because of many earthquakes, we can not make such facilities in Japan..
To protect Lifes and to keep and manage beatiful earth is our responsible and mission.We all Japanese have to think about this issue.
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